風呂敷

風呂敷の柄と色

紫の風呂敷 昔は最高位の貴族だけに許された、高貴な色。相手を敬い礼を伝える風呂敷の基本色です。贈り物に最適な色といえるでしょう。 高貴で優美な、特別な色です。 長寿を表す色とされています。 喜び、御礼、また悲しみの気持ちも伝えます。

赤の風呂敷 日本の赤には、紅花の紅、鮮やかな緋、まろやかな朱、濃い深みの茜、渋みと趣のあるえんじ、等様々な奥深さを持つ色味があります。 喜びや華やぎを伝える色として使われます。 結婚式やお祝いに使う、おめでたい色です。

青の風呂敷 青は日常で、古くから親しまれてきました。日常に用いられる安らぎの色です。 蓼藍(たであい)で染められた布は、衣服や寝具に用いられ庶民の生活に欠かせません。 普段使いや、お葬式などお悔やみの席で想いを伝える色です。

緑の風呂敷 千利休に由来する「わび・さび」の精神・風流を伝える色です。 うぐいす色、利休色などは江戸時代の流行色でした。 上品さをかもし出す色合いです。 お葬式などの弔事にも適した色です。

 

風呂敷の文様1花鳥風月

自然との一体感を重んじる、日本人の思考・伝統を伝える柄です。春夏秋冬の風物や草花を描きます。四季の自然の美しさを伝える柄です。

 

風呂敷の文様2小紋

鮫小紋 鮫小紋(さめこもん)
代表的な小紋柄。鮫のうろこのように、小さな点を染め抜いた型染めの文様。江戸中期、卓越した職人の手によって生まれました。 綺麗に並んだ物を「行儀鮫」乱れ並んだ物を「乱れ鮫」と呼びます。 大名が裃(かみしも)につける小紋(定小紋)にも用いられます。

麻の葉(あさのは) 麻の葉(あさのは)
日々育つ麻にあやかった柄です。子供が丈夫に育つ親の願いを込めた 「魔よけ」の」柄で、産着などにも使われます。正六角形を基調とする幾何学模様です。模様が麻の葉に似ていることから名づけられました。 江戸時代の歌舞伎役者にも好まれました。

矢絣(やがすり) 矢絣(やがすり)
江戸時代、御殿女中の着物によく使用されました。
武家への憧れから、庶民へ広がります。
大正時代に矢絣の着物と袴(はかま)として多く用いられました。
現代では、風呂敷の人気柄です。

七宝つなぎ 七宝つなぎ
七宝とは、同じ大きさの輪を互いに交差させ、つなげた柄です。
輪が重なり合って、無限に広がるので、縁起の良い文様です。
おめでたい柄として尊重されています。
現代でも、風呂敷の人気柄です。

縞(しま) 縞(しま)
直線の幾何学模様は永遠に続く生命のシンボルです。
江戸時代に大変人気がありました。
様々な縞模様のバリエーションが揃います。

 

風呂敷の文様3吉祥模様

のしめ のしめ
婚礼をはじめとして祝事全般に使う代表的な吉祥文様です。元来、熨斗あわびを意味します。あわびの肉を薄く長くそいで引き延ばし、むしろに挟んで熨したものを神事儀式の肴にしたことに由来します。 江戸から明治時代に盛んに用いられたモチーフです。現代でも、様々なサイズの、のしめ柄の風呂敷が作られています。

鶴
千年の年齢を重ねるといわれる鶴は
長寿のシンボルとして使われる吉祥柄です。
白く高く飛び立ち、その声は天に届くといわれます。

松竹梅 松竹梅
おめでたい文様の吉祥紋の中でも最もよく使われる柄です。
松、竹、梅の柄の組み合わせで、
結婚などのお祝ごとに適しています。

御所車 御所車
松、梅、櫻、牡丹、紅葉などの
四季を表す吉祥紋と御所車を合わせた文様です。
優雅で気品のある文様で貴族へのあこがれも表しています。

扇
扇は末広とも呼ばれ発展、拡大を表す吉祥紋です。
お祝い事にふさわしい文様として、
年賀、婚礼などによく使われます。

波
とぎれなく押し寄せる波は
永遠や無限を象徴する吉祥文様です。
おめでたい柄として風呂敷によく使われます。

おしどり おしどり
おしどりの雄(オス)と雌(メス)はいつも一緒です。
朝は寄り添い、昼間は並んで飛び、夕には見つめあい、
夜は互いをかばって翼を重ねて眠ります。
夫婦和合の吉祥紋として婚礼などにも良く使われます。

菊
菊は延命長寿を表す吉祥紋です。
中国では、菊は百草の王と言われ、
おめでたい四君子(菊、梅、竹、蘭)のひとつです。
春の到来を象徴する梅と共に人気の文様です。

唐草 唐草
ふろしきのシンボルともいえる柄です。
たくましく、上へ上へと伸びて行く蔦は、
長寿、延命、繁栄を表しています。